仕事と心の流儀

働く意味を考え、自分はどのように働きたいのかを改めて考えさせられた。

 

勝者と敗者を分けるのは、心の強さと平常心。

心の強さは日々の地道な努力により養われるものであり、自分はこれだけ努力してきたという自負心が、肝心なところでの平常心につながる。

自分はこれ以上ベストを尽くせないと思うほど鍛錬すれば、いざ本番を迎えたときに自分は普段通りのことをするだけだ。それで無理であれば仕方ないと思える境地に至ることが出来る。そうなれば、試合会場で周りの選手が皆強そうに見え気持ちで負けるようなことは起こりえない。

 

ハインリッヒの法則

1つの重大が起こるまでには、30の軽微な事故が起きており、さらにその背後には300回のヒヤリ、ハットするような小さなミスが起きているという法則。

重大な事故を起こさないためにも小さなミスを起こした時点で、反省し改善する必要がる。失敗を報告し、叱責を受けても重大な事故を防いだと前向きにとらえてくよくよ悩む必要はない。

 

問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ。

問題も見方を変えれば問題でなくなることもある。

赤字の部署に送られても左遷でなく、立て直しを期待されている。

人は仕事により磨かれる。

厳しい職場で辛い思いをすれば、弱い人の立場に立ち物事を考えられるようになる。「問題」ではなく「好機」とらえるべき。

 

能力や適性に大差はなく、努力したかどうかで決まる。

DNAの99.9%は誰しも同じであり、人間としての個体差はわずか0.1%に過ぎない。だから人間の能力や適性に大差は無い。自分の能力を伸ばせるか、才能を開花させることができるかはその人の努力次第。

 

「完成してから任せず、未熟なうちに任せなさい。」 宮大工 西岡常一

未熟なうちに任せれば本人は能力不足を自覚し、懸命に努力して成長していく。

成熟した状態で任せると、本人に驕りが出て能力を発揮できない。

 

沈黙の螺旋」  ドイツの政治学者 E=ノエル・ノイマン

少数派の意見者は、自分が少数派だと知ると孤立を恐れて沈黙する。

逆に、自分が多数派だと知れば、いままで以上に声高になる。

すると少数派の意見は多数派の意見に押されてますます意見が言えなくなる。

その結果、多数派の意見が実態より支持されているように見える。

 

努力の差は2:6:2の法則に現れる。

上位20%が高い生産性で会社を引っ張り、

中間の60%がそこそこの水準で上位20%に付いていき、

下位20%は生産性が低い。

人間の構成してる全ての組織に当てはまる。

上位20%と中間60%の差は情熱と気力の差である。