8/20 フリーアドレスについて

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WBSの特集で取り上げられていた渋谷の再開発について

近年渋谷では再開発によるオフィスの供給が増えており、一度は手ざまを理由に移転した大手IT企業が渋谷に回帰している。googleDenaなど...

その中で東急不動産は自社で開発を手掛けた渋谷ソラスタに入居し、テナント誘致の際のオフィスのショールームとしての活用も込めて利用する。

オフィスの各所には緑が配置されており、それによる生産性への影響を脳波データをもとに調査する。

オフィス内の映像を見て、うらやましいと思った。従業員の席が固定化されることによって職場の空気が固定化され澱んでしまうのは特に広い面積を使用する大企業における課題であると思う。と同時に従来の日本型の席配置は一定の合理性を持っており、同じ部署の者同士、情報共有がしやすいうえ、他社の電話内容も聞こえるため仕事の課題、進捗などもわかりやすい。

いわゆる日本の伝統な企業のオフィスは紙ベースの資料が中心で決裁も紙に印鑑をつくといったアナログ的な手法が多い中で、フリーアドレスにすることにより、紙資料の電子化、決裁手続きの簡素化もしくは電子化などが推進されるのではないかと考えられる。また、席配置における序列がなくなるため、よりフラットな組織構造になるのではないかと考える。ただし、管理職が行う部下の進捗管理等の管理業務が煩雑になるのではないかと考える。

裏を返せば、課内での業務共有の意味を込めて週一回ミーティングの場を設けるなどすれば、かえって従来よりコミュニケーションが活発になることも考えられる。

 

いずれにせよ、フリーアドレス制を取り入れることが採用されるような柔軟な組織であればそれらの問題の解決は容易いことなのかもしれない。